看護師転職で通勤ストレス激減!実体験から学ぶ『職場選び』の成功法

看護師 転職して通勤ストレスが減った 体験談

「もう通勤だけでクタクタ……」「仕事より、通勤が一番つらい」。
そんな声が、今の看護業界では当たり前になっています。
看護師の仕事は、体力も神経もすり減るハードな現場。そこに長時間の通勤が加われば、当然、心身への負担は倍増します。
今回は、そんな日々を乗り越えて「通勤15分の職場」へ転職した看護師の体験談を通して、働き方を変えるヒントをお届けします。

【体験談】毎朝の通勤地獄から解放された看護師が「15分の通勤」で取り戻したもの

私が以前勤めていた病院までは、片道約1時間45分。
家を出るのは朝5時台。朝6時10分発の電車に乗るため、髪を乾かす時間もままならず、パンを片手に駅まで走るのが日常でした。

通勤中は常に緊張状態。2回の乗り換えのたびに押し寄せる人波に揉まれ、電車内は満員で息苦しく、スマホを見る余裕すらない。
雨の日は靴も濡れて不快で、夏は汗が流れ落ち、冬は冷気で足先がジンジンと痛んでいました。

夜勤明けの帰り道はさらに過酷です。
体力が尽きた状態で満員電車に乗り、ふらふらになりながら乗り換え。
家に着く頃には昼過ぎ。ベッドに倒れ込んでも、まともに眠れないこともしばしばでした。

ある日、朝の通勤中に突如息苦しさを感じ、動悸が激しくなり冷や汗が止まらなくなって途中下車しました。
駅のベンチでうつむいたまま涙がこぼれ、「私、何やってるんだろう…」と強く思った瞬間でした。
その出来事が転職を決意したきっかけです。

看護師 転職して通勤ストレスが減った

「通勤30分以内」で人生が変わった——転職先の選び方

転職を決めてまず登録したのが、看護師専門の転職エージェント。
初回面談では、これまで感じていた通勤ストレスや生活の不満をすべて吐き出しました。
担当者は親身に話を聞いてくれて、最初に出してくれた条件が「自宅から30分以内」。

紹介された中で一番気になったのが、自転車で10分という距離にある訪問看護ステーション。
見学に行くと、静かで穏やかな雰囲気。面接時、責任者がこう言いました。
「通勤時間が短いと、スタッフ自身の余裕が生まれる。だからこそ、患者さんにも丁寧に接することができるんです」。
その一言に、心の重りがスッと外れたような気がしました。

実際に働き始めてからの変化は想像以上でした。
朝は8時過ぎにゆっくり起きて、朝ごはんもちゃんと座って食べられる。
夜勤がないので、18時には帰宅。
娘と夕食を囲み、学校の話をゆっくり聞く時間も生まれました。
ある日娘が言った「ママ、最近ずっと笑ってるね」の言葉に、涙がこぼれそうになりました。

以前は「看護師として頑張る=自分をすり減らすこと」だと思っていました。
でも今は違います。
余裕があるからこそ、患者さんにも笑顔で接することができ、仕事のミスも減りました。
そして何より、私自身が“人間らしい生活”を取り戻せたのです。

看護師の転職で見直すべきは「通勤時間」だった

多くの人が転職を考えるとき、「給与」「職場の人間関係」「夜勤の有無」などを重視します。
しかし実際に多くの看護師が見落としているのが「通勤時間」です。

片道90分の通勤は、月に20日働けば往復3時間×20日=月60時間を“移動”に使っている計算。
それは1ヶ月に2日半を“移動だけ”で消費しているのと同じです。

その時間を睡眠や家族との時間、自分の趣味に充てられたら?
確実に人生の質が変わります。
今回の体験談はそのことをリアルに教えてくれます。

あなたも「通勤にすり減る働き方」を卒業しませんか?

看護師の仕事は、命と向き合う責任のある職業です。
だからこそ、自分の体と心を守る働き方が大切です。

もしあなたが、今の職場に行くたびに「疲れた」「つらい」と感じているなら、まずは“通勤”を見直してみてください。
それだけで、生活の質、仕事の満足度、人間関係までもが大きく変わる可能性があります。

転職は決して「逃げ」ではありません。
より良い環境で、自分らしく働くための“前向きな選択”です。
今の生活に違和感を感じているあなたへ——新しい一歩を、踏み出してみませんか?

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました